戦時の核持ち込み否定せず スウェーデン首相、「自国が決断」
【ルンド(スウェーデン南部)時事】今年3月に北大西洋条約機構(NATO)に新規加盟したスウェーデンのクリステション首相は13日、戦時であれば、米国などによる核兵器の国内持ち込みを拒否しない可能性を示した。 地元ラジオ番組で持ち込みについて問われたのに対し「自国領土のことはスウェーデン自身が決断する」と述べた。 クリステション氏は「戦争状態になれば、(事態にどう対処するかは)何が起きるかによる」と指摘。「最悪のシナリオでは、民主主義国は最終的に、核兵器で自分たちを脅す国に対し自衛できるようにしなければならない」と強調した。