RKB毎日放送

おととし、福岡県春日市で元交際相手の女性を刃物で刺して殺害しようとして殺人未遂などの罪に問われた男に対し、福岡高裁は、懲役10年の1審判決を支持し、弁護側の控訴を棄却しました。 ■首など複数回刺し殺害しようと… 判決によりますと、片山敦稀被告（24）は、おととし12月、ストーカー規制法に基づく禁止命令を受けていたのにも関わらず、元交際相手の女性（当時21歳）を待ち伏せし、首などを刃物で複数回刺して殺害しようとしました。 1審の福岡地裁は去年12月、「好意の感情が満たされなかったことに恨みの感情を抱き、復讐目的の身勝手極まりない犯行」などとして片山敦稀被告に懲役10年の判決を言い渡しましたが、その後、弁護側が控訴していました。 ■福岡高裁　男の控訴棄却 25日の控訴審判決で福岡高裁の市川太志裁判長は、「1審判決に不合理な点はなく、是認することができる」などとして1審判決を支持し、控訴を棄却しました。