1月22日はカレーの日! また回りたくなるコースには、また食べたくなるカレーがある【鳴尾GC・富士CC】
カレーといえばゴルフ場の定番メニュー。特に歴史ある名コースでは「ゴルフ場の品格はカレーを食べればわかる」と語る支配人もいるほど、こだわっているコースは多い。1月22日は「カレーの日」ということで、“カレー”と“ゴルフ場” の関係を調べてみた!
「あの頃の味」を受け継ぐ ”100年カレー”【鳴尾ゴルフクラブ】
ゴルフ場で一番人気といえば、やはりカレー。理由としては、いまの時勢柄「少しでも出費を抑えるためにいちばん安いメニューで……」といった意見から、「ハーフスタート前にパター練習したいので早く出るメニューがいいから」や、歴史あるコースであれば「ココの伝統的なカレーがどこよりも美味しいから」など、さまざまだ。では、ゴルフ場のカレーはいつから始まったのだろうか。 もちろん確証を持てる起源を見つけることは難しいが、歴史ある鳴尾GCから始まったのではないかと、みんゴル編集部では考える。鳴尾GCは2020年に100周年を迎えた日本を代表する名門コースだ。そのルーツは、日本最初のゴルフ場、神戸GCに辿りつく。1903年にアーサー・グルームが六甲山頂に9ホールのゴルフ場を開場させたが、冬季は積雪のためプレーができない。そこで、グルームの仲間だった、英国人W・B・ロビンソンが阪神沿線の魚崎町横屋に6ホールの横屋ゴルフアソシエーションを設立。1914年12月には鳴尾競馬場跡へ移転して鳴尾ゴルフアソシエーションとなった。当時はクラブハウスがなく、コースに隣接する岡田家を利用していた。その岡田家にオリエンタルホテルから馬車を使ってカレーを運んでいたというのが文献に残っているからだ。 ちなみに、その100年の歴史を誇る鳴尾GCでは、現在もオリエンタルホテルをルーツにもつレシピを軸として、時代に応じたアレンジがされている。メンバーには親子3世代に渡るゴルファーもいるのだが、“同じ食材をつかって同じ味に”というポリシーのもと“子供のころ食べた味” が受け継がれているとう。“あの懐かしい味” のために妥協せず、昔のレシピを基本にして、鳴尾GCのカレーは美味しい! と喜ばれるよう日々努力を重ねているという。