「ママ、まるで芸能人みたい!」...《モラハラ夫との離婚》を夢見て娘をネットにさらし続ける母親に起きた「まさかの異変」
「娘あってのチャンネル」
親子二人三脚で生み出してきたチャンネルは、もはや、ふうかの存在なしでは立ち行かなくなっていた。 あずさは「ふうかは協力するのを嫌がっていない。自身も投稿者になりたがっている」と自分に言い聞かせ、正当化するようになっていく。 その後、母親との不仲や夫の不倫、家庭での立場が苦しくなっていくにつれて、経済的な拠り所でもある「デイチューブ」にあずさはのめり込んでいくようになる。物語の結末は衝撃的だ。 最後に、まきさんに読者からの感想や反響についても聞いた。 「SNSをやっている人たちからは『子供だけは傷つけたくない』『さらに気を引き締めなければ』といった感想が届きました。 興味深かったのが、ラストについての感想が真っ二つに分かれたことです。主人公にとって娘のふうかは、つらい日々における唯一の味方でした。そのふうかが、母親の思い描くような存在ではなくなっていく姿に「悲しい」と感じる人と、「希望だ」と感じる人がいたことです。 意見が別れたことは、作者にとってはしてやったりで、きちんと読んでいただけているという手応えがありました」 読者の間でも意見が真っ二つに割れたというラスト。果たして、物語の行方はどうなるのか? 続きは本書をご覧ください。 ・・・・・・ 【はじめから読む】「SNSへのアップが原因で子供がイジメられ不登校に」「瞳の映像から住所が漏洩」...《収益》のため子供をネットにさらし続ける母親たちの「悲惨すぎる末路」
週刊現代(講談社)