前半16分、佐賀県FW谷大地(鳥栖U-18、1年)が先制ゴール(Koki NAGAHAMA/GEKISAKA)

[9.23 国スポ少年男子準々決勝 福島県 0-2 佐賀県 北部グラウンドB] 　佐賀県を初の国スポ準決勝へ導くゴールだった。0-0の前半16分、佐賀は左SB鈴木颯真(鳥栖U-18、1年)が左サイドからロングスロー。これをFW谷大地(鳥栖U-18、1年)が頭を上手く振りながらのヘディングシュートでゴールへ流し込んだ。 【写真】森保監督、スプリンクラーから子どもを助けて猛ダッシュ 「いつも良いボールを出してくれる」という鈴木を信じてポジションを取り、184cmの長身を活かした得意のヘッド。「やっぱり入りのゴールが1番大事だと思うんで。そこで最初のチャンスでゴールを決めたっていうことが1番嬉しいです」と微笑んだ。 　初戦に続く2試合連続の先制ゴール。「まずはヘディングが強いっていう部分が見て欲しいところであって。その次にどこでもシュートを打てること。ちょっと2つを見て欲しいです」という谷は、キープ力で相手との差を生み出すFW真殿京佑(鳥栖U-18、1年)とともに最前線で佐賀を引っ張っている。 　谷は昨年、韓国のFCソウルU-15から中学生で鳥栖U-18へ加入。「中3で韓国から来て、そのままユースに。やっぱり移籍する時は絶対1番強いチームに移籍したいと思ったんで、その時、(プレミアリーグファイナルで)優勝した代が(福井)太智君。だから鳥栖が1番強いって言われて、そこで鳥栖に来たいと思いました」。そこからの日々での成長を実感している。 「一日一日ずっと成長してるんで、 やっぱり鳥栖に入って良かった」。今季、すでにプレミアリーグWESTでゴールも記録しているFWは、この国スポで佐賀県により多くのゴールと白星をもたらす意気込みだ。 　日本一まであと2勝。「やっぱり自分の得点で勝ちたいです。今回、国スポが佐賀県でやったんで、佐賀がベスト4になれなかったらなんか恥ずかしいっていう、そういう思いでやってたんで、ベスト4になって嬉しいんですけど、ここで終わりじゃなくて、優勝まで目指してるっていうことは間違いないので、やっぱり自分の得点で優勝したいと思います」。24日の準決勝(対愛媛県)で3戦連発を記録し、自分の得点で再び佐賀を勝たせる。