「少女画の巨匠」高橋真琴さん死去 90歳 食道胃接合部がん 「なかよし」「マーガレット」表紙など担当
「少女画の巨匠」と称され、多くの人気漫画雑誌でを表紙や挿絵などを担当した漫画家、イラストレーターの高橋真琴氏が、食道胃接合部がんのため11月17日に死去していたことが16日、分かった。90歳。高橋氏の作品を管理する会社「真琴アート株式会社」の代表取締役・竹石理絵氏がX(旧ツイッター)で発表した。 竹石氏は、高橋氏の展覧会、イベント等を告知するXアカウントで【訃報】とし、「高橋真琴は かねてより入院加療中でございましたが 去る11月17日に食道胃接合部癌にて90歳で永眠いたしました」と公表。「葬儀は故人の遺志により11月25日に親族のみにて 相済ませました お知らせが遅くなりました事をお詫びいたしますと共に 故人が生前賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます」とした。 高橋氏は1953年「奴隷の女王」で貸本漫画デビュー。57年には雑誌「少女」で「悲しみの浜辺」を発表した。58年からは「あらしをこえて」や、橋田寿賀子さん原作の「プチ・ラ」など、バレエ漫画を続けて発表。「なかよし」「マーガレット」「よいこ」などの人気雑誌で表紙や挿絵などを担当した。 2013年にはロリータ・ファッションブランド「Victorian maiden」とコラボレーション。18年には「パリ・コレクション」で世界的ブランド「コム・デ・ギャルソン」とのコラボレーションも行った。