歌舞伎座「七月大歌舞伎」で「裏表太閤記」を約43年ぶりに上演、出演に松本幸四郎・市川中車ら
東京・歌舞伎座で7月に開催される「七月大歌舞伎」夜の部で、「千成瓢薫風聚光『裏表太閤記』」が上演されることが明らかになった。 「裏表太閤記」は、豊臣秀吉の出世物語「太閤記」をもとに、1981年に二世市川猿翁が初演した作品。作中では、秀吉の活躍を描く“表”と、秀吉のライバル・ 明智光秀らの悲劇を描く“裏”を織り交ぜた物語が展開する。初演では、奈河彰輔が脚本、二世藤間勘祖が演出・振付を担い、昼夜1日かけて上演された。初演以来、約43年ぶりの上演となる今回は、奈河の脚本をもとに、二世勘祖の孫である当代の藤間勘十郎が演出・振付を担当。出演者には、松本幸四郎、市川中車、尾上松也、坂東巳之助、尾上右近、市川染五郎、そして松本白鸚が名を連ねた。 公演は7月1日から24日まで。チケットの一般販売は6月14日にスタート。 ■ 「七月大歌舞伎」 2024年7月1日(月)~24日(水) 東京都 歌舞伎座 □ 夜の部「千成瓢薫風聚光 裏表太閤記」 脚本:奈河彰輔 演出・振付:藤間勘十郎 出演:松本幸四郎、市川中車、尾上松也、坂東巳之助、尾上右近、市川染五郎 / 松本白鸚