議会改革度調査 都道府県ランキングで大阪府議会初のトップに
早稲田大学マニフェスト研究所は5日、全国の地方議会がどのくらい議会改革が進んだか調べた「議会改革度調査2016」の都道府県議会ランキングを発表した。その結果、前回調査3位だった大阪府議会が2010年度からの調査開始以来、初めてトップとなった。
同調査は2010年度から毎年実施していて、今回7回目。改革度をみるのに、同研究所が設けている「情報共有」「住民参加」「機能強化」の3つの観点のうち、大阪府議会は「情報共有」「住民参加」の観点で各1位、「機能強化」2位という結果になり、総合1位となった。大阪府議会は2015年度は3位、2014年度は17位だった。 前回1位だった兵庫県議会は今回2位となり、3位は鳥取県議会(前回2位)、続いて4位三重県議会(同4位)、5位京都府議会(同5位)で、上位は例年どおり改革先進議会が並んだ。 また、前回より大きく順位を上げたのは、16位北海道議会(同34位)、19位富山県議会(同30位)など。順位を大きく落としたのは35位福井県議会(同22位)、41位島根県議会(同31位)などだった。全国最大規模の東京都議会は36位で、前回より1つ順位を下げた。 最下位は前回と同じく山口県議会だった(前回調査は震災で回答未完了のため、熊本県が結果の対象外となっているため46位)。