スーパールーキーの“18連勝”止めた25歳新鋭レーサー 来期S級昇格が決定「自分の走りをして迎えられれば」/熊本競輪
熊本競輪のモーニング7「熊本けいりん(F2)」が24日に開幕する。7RのA級初日特選を走る松崎広太(25歳・茨城=123期)に話を聞いた。 前走の取手FIIは小榑佑弥の頑張りに応える2角からの番手まくりで地元Vを挙げた。この優勝は地元で勝ったという事実だけではなく、また違った値打ちのある優勝だった。それは本デビューから無傷で勝ち上がり18連勝目にリーチをかけていた大物ルーキー、中石湊(北海道)のS級特昇を阻むものだったからだ。 「小榑君が『2角までは頑張る!』と言ってくれたので頼もしかったです。今度、同じ状況になったら自分が前で頑張りたい。ただ番手から出たのはいいけど、一瞬でヨコまで来られたし中石君が強かったです」 先日、来期の級班が発表され、松崎は初のS級昇級が決まった。来年を見据えモチベーションは高まるばかりだ。 「自分の走りをしてS級を迎えられれば。その前に今期もしっかり取っておかないと。まだ今年は終わっていないし、何があるかわからないので気を引き締めて走ります」 初日特選7Rは金澤幸司の援護を背に内容重視の逃走劇で魅せる。(netkeirin特派員)