姉の子どもに「任天堂スイッチ」をねだられています。4万円近くするのですが、クリスマスプレゼントにしては高くないですか？ 最近はこれが普通なのでしょうか…？
今年も残すところあとわずかとなり、もうすぐクリスマスがやってきます。自分の子や親戚の子などから「プレゼントはあれがいい！ これがいい！」とねだられている時期かもしれません。 かわいい甥っ子姪っ子がいる人は、できる限りリクエストに応えたいと思う反面、あまりに高額なものをお願いされて「どうしよう……」と悩んだことがある人もいるのではないでしょうか。子どもに人気のゲーム機「任天堂スイッチ」などにもなると、4万円近くするので、簡単に「いいよ」と言えないのが正直な気持ちでしょう。 本記事では、甥姪に対するクリスマスプレゼントの相場について考えてみます。
親から子へのクリスマスプレゼントの平均予算は約8000円
株式会社バンダイが2023年11月、3～12歳の子どもを持つ男女600人に対して行った「クリスマスプレゼントに関する調査」によると、子どもへのクリスマスプレゼントの平均予算は「7718円」と、8000円弱でした。 子どもが欲しいクリスマスプレゼントの第1位は3年連続で「ゲームソフト」となっており、第2位は「ゲーム機」、第3位は「キャラクターのなりきり・変身玩具」、そして第4位にはなんと「スマートフォンやタブレット、PCなどの電子機器（本物）」がランクインしています。「本物」とついているのは、子ども向けに作られたPCやモバイル型のデジタルトイではない、という意味です。 スマートフォンなどの電子機器は初のトップ5入りだそうで、時代の流れを感じます。しかし、予算の8000円弱では電子機器を買うことは難しく、子どもが欲しいものと親の予算との乖離（かいり）が感じられます。 図表1
株式会社バンダイ バンダイこどもアンケートレポートVol.261クリスマスプレゼントに関する調査
甥や姪に「任天堂スイッチ」は高い？
Amazonで販売されている任天堂スイッチの金額は、有機ELモデルで3万7980円（2023年11月30日時点）です。親からのプレゼントの平均予算が約8000円であることを考えると、おじおばが甥姪に贈る金額としては「かなり高い」という判断になるのではないでしょうか。 もちろん、甥姪に贈るクリスマスプレゼントの金額に決まりはありません。甥姪との関係性や自分の予算次第ではありますが、相場を考慮するならば、親の予算より少ない金額がよいかもしれませんね。 ■要注意！ 子どもはその金額が当たり前になるかも？ 仮に今年は大奮発して任天堂スイッチをプレゼントしたとしましょう。甥姪はとても喜ぶはずですし、それを見て自分もうれしい気持ちになりますね。 ただ、場合によっては一度奮発してしまうと「この人なら無理を言っても買ってくれる」と認識されてしまうかもしれません。クリスマスプレゼントで「任天堂スイッチ」クラスが当たり前になってしまうと大変ですよね。来年は「プレイステーション5」（6万6980円。2023年12月2日時点のAmazonにて）をねだられるかもしれません。 また、「ゲームをさせたくない！」と思っている親も一定数いるので、もしゲーム機を買ってあげると決めた場合でも、事前に甥姪の保護者に相談してから購入するほうが安心です。
