【K-1】“マッスルタンク”小田尋久が世界王者を相手に大奮闘!ダウンも奪いあと一歩まで追いつめる
K-1 WORLD GP 2024 2024年10月5日(土)エディオンアリーナ大阪 【写真】小田がダウンを奪った右フック ▼第14試合 スーパーファイト K-1スーパー・ウェルター級 3分3R延長1R 〇ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym/K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント優勝 延長R 判定2-1 ※10-9×2、9-10 ×小田尋久(TEAM3K/Krushスーパー・ウェルター級王者) ※本戦の判定は28-28×3。 コプリヴレンスキーは元GLORYライト級(-70kg)2位の強豪で、17年には現GLORY世界ライト級王者のティジャニ・ベズタティに勝利している。22年12月に初来日し、RISEのリングでシュートボクシング王者の海人と対戦し接戦となった。オランダの名門Mike's Gymで激しい練習を積み、24年3月のK-1WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント開幕戦ではカスペル・ムシンスキと対戦し判定負けも、代役で準々決勝に出場するとブアカーオ・バンチャメークからダウンを奪い判定勝ち。準決勝はデング・シルバを下し、決勝はヴィクトル・アキモフをKOして世界一に輝いた。 小田はフルコンタクト空手出身で、2021年11月にプロデビュー。“マッスルタンク”のニックネーム通りのムキムキボディの持ち主で、空手の蹴り技にプラスしてパンチの強打を持つ。Krushには23年2月の夜叉猿戦で初参戦し、判定勝利。8月に山崎陽一からKO勝ちを収めるも、11月にフランスで初黒星。24年2月はKNOCK OUで中島弘貴から判定勝ちで再起すると、5月は第5代Krushスーパー・ウェルター級トーナメント準決勝で森田奈男樹をKOし、8月の決勝で璃久を破って同級王座を獲得した。 1R、小田はガードを固めてコプリヴレンスキーのパンチを受け、左フックを返すとコプリヴレンスキーが下がる。前蹴り、右ストレートで距離を取ろうとするコプリヴレンスキーに小田は右ロー。小田はコプリヴレンスキーのフィジカルに全く引けを取らないところを見せた。 2R、小田は左右に構えをスイッチしながら右ミドル。距離を詰めて左フックを打つとコプリヴレンスキーはバックハンドブロー。スピードを上げたコプリヴレンスキーが左ハイ、右フック、もつれるとヒザを突き上げる。コプリヴレンスキーの多彩な攻撃に小田は右ローで対抗。コプリヴレンスキーは左ミドル、左ボディ。コプリヴレンスキーのバックハンドブローはヒジが当たってしまう。コプリヴレンスキーの攻撃にも下がらず前へ出る小田。コプリヴレンスキーの右ストレートに左ミドルを返す。 3R、小田が前に出てパンチを打って行く。コプリヴレンスキーは左ミドル。コプリヴレンスキーのハイキックに小田は後ろ回し蹴りを蹴り返す。しかし、コプリヴレンスキーの右ストレートがついにヒットし、小田がダウンを喫する。それでも小田は前に出るが、コプリヴレンスキーがアッパーからフック。コプリヴレンスキーの前蹴りを空振りさせ、小田が右フックでダウンを奪い返す。最後は打ち合いとなり、両者のパンチが交錯。 判定はドローで延長戦へ突入。コプリヴレンスキーがワンツーからのプッシュでバッティングになってしまい一時中断。再開後、コプリヴレンスキーは小田のローを空振りさせ自分は右ローを当てる。右ストレート、ショートの右フックを打つコプリヴレンスキー。ジャブを受けても下がらず右を打ち返す小田。コプリヴレンスキーはワンツーから飛びヒザの大技を出す。小田の前進を前蹴り連発で止めに行くコプリヴレンスキー。小田は最後までパンチを出しながら前へ出ていった。 判定は2-1と割れ、コプリヴレンスキーが辛勝。小田の奮闘が光る一戦となった。
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