坂本花織、鍵山優真らが銀メダルに笑顔 競技終了から912日、北京五輪フィギュア団体戦メダル授与式がパリで開催
ドーピング問題により持ち越されていた22年北京五輪フィギュアスケート団体戦のメダル授与式が7日、夏季五輪が開催されているフランス・パリのトロカデロ広場で行われ、銀メダルを獲得した日本代表だった鍵山優真、坂本花織、樋口新葉、三浦璃来、木原龍一、小松原美里、小松原尊の7人が出席。22年2月7日の競技終了から912日。2年半の時を経て、ようやく手にした勲章に笑顔をみせた。金メダルの米国からは男子シングルス王者のネーサン・チェンらが出席した。 【写真】ねっ ねえさん?エッフェルポーズのポーズの坂本花織&鍵山優真ら エッフェル塔ものぞむ絶景の場に、まず銀メダリストとして日本のメンバーが登場。小松原尊を先頭に大観衆からの拍手に笑顔で手を振りながら、ステージへと向かった。続いて金メダルの米国チームも入場。その後、1人1人の首に銀メダルがかけられ、米国国歌が鳴り響く中で、掲げられた日の丸を見つめた。 その後の記念撮影時間ではりくりゅうペアと、小松原夫妻がエッフェル塔を背景にリフトを決めて観客から大歓声。投げ入れられた日の丸を拾おうとした坂本が転けそうになる場面もあったが、笑顔が絶えない時間だった。 22年2月に行われた北京五輪団体戦は1位ROC(ロシア・オリンピック委員会)、2位米国、3位日本だったが、競技後にROCのカミラ・ワリエワにドーピング疑惑が浮上。メダル授与式が急きょ中止された。その後、ワリエワが資格停止処分を受けたため、ロシア側はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴。問題が長期化していたが、今年7月に米国が1位、日本が2位に繰り上がることが確定。それを受けて、国際オリンピック委員会(IOC)がパリでメダル授与式を行うことを発表していた。 宇野昌磨さんはアイスショーの予定が入っていたため、欠席。日本スケート連盟を通じて「私自身のスケジュールの関係で参加できないことを悲しく思いますが、チーム一丸となってこのような結果を得られたことにうれしく思いますし、これからの自分の素晴らしい思い出の一つとして大切にしていきたいと思います」とコメントした。