高齢の両親が「給湯器の無料点検」に16万円の交換費用を求められたそうです。どこに相談したらよいのでしょうか?
給湯器の無料点検に要注意! トラブル防止の対策
給湯器の点検商法でトラブルに巻き込まれないために、以下の対策を行うようにしましょう。 ・安易に点検させない 突然の電話や訪問で無料点検を持ちかけてくる業者には、安易に点検させないことが大切です。訪問してくる業者に対しては、ドアを開けずにインターホン越しに断るとよいでしょう。点検が必要な場合は、自分から契約しているガス会社や給湯器の販売会社など、信頼のおける業者に連絡して依頼するほうが安心です。 ・即決しないで家族に相談する 悪徳業者は相手をだまして、とにかく即決を迫ります。考える暇を与えないように営業トークを行ってくるでしょう。その場で慌てて契約をするのではなく、家族に相談してから決める習慣をつけておくと安心です。 ・トラブルにあったら消費生活センターなどに相談する 悪徳業者にだまされて被害にあった場合は、すぐに消費生活センターなどに相談しましょう。消費者ホットライン「188(いやや!)」番に連絡することで、最寄りの市町村や都道府県の消費生活センターなどを案内してもらえます。場合によっては弁護士など専門家に相談する必要があるかもしれません。
給湯器の無料点検は悪徳商法の可能性あり! 慌てて契約せずに慎重に検討しよう
国民生活センターによると、給湯器の点検商法に関する相談件数が、2023年度で1099件あり、2022年度同期の約3倍にも及んでいるそうです。 契約当事者の70%以上は70歳以上の高齢者で、身分を偽って電話や訪問で給湯器の無料点検をすすめてくる業者にだまされている傾向にあります。点検後は修理や交換の必要性を言葉巧みに畳みかけ、不安にさせて即決を迫るなどの手口が使われているようです。 給湯器の無料点検をうたう悪徳業者にだまされないために、突然の電話や訪問による点検には応じないようにしましょう。「今なら割引できる」などと、修理や交換を無理にすすめてくる場合でも、即決はせずに家族に相談するようにします。 高齢の両親が万が一トラブルにあってしまった場合は、消費生活センターや弁護士などに相談する必要があるかもしれません。 出典 独立行政法人 国民生活センター 給湯器の点検にご注意ください-70歳以上の高齢者を中心にトラブル急増!- 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部