【紅白】乃木坂46 10回目の紅白で世代交代を証明 オリメン不在で重要楽曲に挑戦
「乃木坂46」が31日、大みそか恒例の「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)に、乃木坂46が節目となる10度目の出場を果たした。 【写真】 【紅白】椎名林檎にネット釘付け!OPでド派手衣装登場に衝撃「そこしか目がいかん笑笑」 「乃木坂カラー」の薄い紫の衣装で登場。「きっかけ」をしっとりと歌い上げた。 歌ったのは21年当時、卒業を控えた生田絵梨花を送り出すために披露した「きっかけ」だった。コンサートなどでも、グループを去る決意をしたメンバーを送り出したり、重要な局面で歌われる楽曲。今年は4期生の遠藤さくら(23)をセンターに、万感の思いで表現した。 グループが紅白で同じ曲を歌ったのは初めてだった。それも、シングル曲ほど知名度が高くないアルバム収録の同曲を選んだ。それには意味があった。 昨年で2期生までが全員卒業。今年は、グループがブレークしてから加入した3~5期生による構成での再出発となった。アイドルグループにとって最大のテーマが、世代交代。5年ぶりのドームツアーも成功させ、新生乃木坂も順風満帆に滑り出した。 そんな中、今回の紅白で課された挑戦は、楽曲の持つメッセージ性を、オリジナルを知らないメンバーたちが歌い継げるのか?だった。いわば、世代交代ができているかの試金石。遠藤は「今から約8年半前の曲で、今のメンバーはリリース時にはいなかったですけど、今のメンバーでこの楽曲を届ける意味があると信じてパフォーマンスができればいいなと思います」と、その理由と意気込みを口にしていた。 3期生の向井葉月(25)にとっては、この日がラストステージとなり、約8年のアイドル人生に幕を下ろした。世代は代わり、時は流れていく。乃木坂は流れに身を委ねながら、その時々で新たな表現を続けていく。 今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。パリ五輪・パラリンピックに歓喜し、高揚した一方で、相次ぐ自然災害や終わらぬ紛争…多くの悲しみもあった2024年の大みそかに「ひとりひとりに最高の歌を」と思いを込める。 司会はお笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、伊藤沙莉、同局・鈴木奈穂子アナウンサーが務めた。 ゲスト審査員は、俳優の横浜流星、漫画家の青山剛昌氏、タレントの内村光良、プロ車いすテニス選手の上地結衣、女優の河合優実、プロスケートボーダーの堀米雄斗、バレリーナの森下洋子氏、脚本家の吉田恵里香氏で、今年と来年の“顔”8人。昨年までの通算成績は紅組が34勝、白組が40勝。