懐かしい紙の「図書券」まだ使える? 発行元に聞くと… 和服の女性、実は「紫式部」じゃないかも
和服の女性、実は「紫式部」ではないかも
話題になった和服の女性が描かれた図書券は、SNSでは「紫式部の図書券」などと呼ばれ、広く認知されています。 ところが、あのイラストの人物は、実は「紫式部ではないかもしれない」そうです。 「それまで洋風だった図書券のイラストを、和風のデザインに変更することになり、平安時代の女流作家をモチーフにした絵を職人さんに描いてもらったものです。特定の人物を指定したわけではないので、職人さんが『紫式部』や『清少納言』をモデルに描いていたのかは分かりません」 今回、SNSで図書券・図書カードが話題になったことについて、日本図書普及の担当者は「多くの方々が昔の図書券に懐かしさを覚えるのは、子どもの頃に図書券を贈り物として手にされ、贈ってくれた人との関わりや、本との出会いなどを思い出すからかもしれません。ぜひそんな気持ちを、新しい世代へつなげていただけたらと願っています」と話しています。