中日 低迷を象徴するゲームセットの瞬間 3点差で二塁走者・石川昂が飛び出してアウト
「DeNA5-2中日」(13日、横浜スタジアム) 中日の長引く低迷を象徴するゲームセットの瞬間になった。3点を追った九回2死二塁。代打・川越がカウント1-1からDeNA・森原のフォークに空振りした瞬間、二塁走者の石川昂が大きく飛び出しており、捕手の山本が二塁に送球してタッチアウト。立浪監督は苦笑いを浮かべたような表情でベンチ奥に下がり、三塁側ベンチのナインは呆然とした顔色だった。 【写真】空振りの三振に仕留められた細川 立ちすくんだまま憮然とした表情 3点ビハインド。石川昂が三塁に進んだところで、大きく戦況が変わることはない場面。とにかくつなぎ、塁に走者をためて得点につなげることが大事な場面で、なぜ飛び出してしまったのか。 状況が読めていないとしか言いようがない。球団史上初の2年連続最下位から、今年の春先は浮上の兆しを見せたかに思われたが、130試合を消化して53勝69敗8分けの5位。3連敗で最下位のヤクルトに0・5ゲーム差に迫られた。