美しいランドスケープ特集 自然がつくり出した美しい景色、心をつかまれる情景…注目の雑誌「GENIC」
「GENIC|Landscapes 私の眺め vol.72 2024年10月号」(ミツバチワークス)が発売された。「風景」を広義に捉えた、ランドスケープ号。自然がつくり出した美しい景色、心をつかまれる地元の情景、都会の景観、いつも視界の中にある暮らしの場面まで。大きな風景も、小さな景色も。すべて「私の眺め」だ。 【写真】テーマは「Landscapes 私の眺め」美しいランドスケープを見る Cover Photoは、東京・渋谷での3ヶ月に及ぶ大型展示が決定した、コマーシャルフォトグラファーとして「ジャックダニエル」や「ヌテラ」など、世界的なブランドのビジュアルを手掛ける、スペインのフォトグラファー YOSIGOの作品。同氏の作品を語る上で欠かせない「LANDSCAPE(風景)」と「ARCHITECTURE(建築)」。旅の瞬間を想起させる、スペインのラ・マンガで撮られた一枚。 パンデミックをきっかけに撮影を始めたという花と寺院を、約10年ぶりとなる写真集『LUMIÈRE(光)』『PRIÈRE(祈り)』にまとめ発表した瀧本幹也。日本の広告界を牽引する写真家が、撮るという日常がなくなりかけたときに見えてきた景色とは?その深い想いに迫る。(瞳の奥に映る景色/瀧本幹也) 雑誌、広告 、展示など多ジャンルで活躍を続ける中川正子が、暮らしの半径2mで見つけた「残しておきたいひかり」。ランドスケープ写真とは、自分が世界を、その美しさをどう定義しているか自分自身に知らせるもの、と語るに相応しい、美しい日々のスライスを届ける。(名のない景色/中川正子) 「ランドスケープを撮るときは、そこにいる人たちが見ているだろうな、という景色を表現しようとしている」と話す阿部裕介。約10年前に撮った、ある海での家族の出来事を、今夏、作品集として発表。一緒に遊びながらシャッターを切ったという「家族目線の風景写真」だ。(MOMENTS WILL FADE/阿部裕介) かつて、8×10や中判のような大きなカメラで風景を撮っていたので、デジタルでは表現しきれないと少し離れていたという横木安良夫。この数年でデジカメの進化を確信し、むしろデジタルでないと撮れない風景があるのではと撮り始めた「NEW URBAN SCAPE」を特集する。(NEW URBAN SCAPE/横木安良夫)
文=リアルサウンド編集部