ミステリアスな雰囲気がマッチ…ドラマ『ブラック・ジャック』にも期待大! 実写化作品で見せた高橋一生の名演技
今年、24年ぶりにドラマ化が発表された、手塚治虫さんの名作医療漫画『ブラック・ジャック』。2024年6月30日に放送予定の本作では、主演を人気俳優の高橋一生さんが務めることが発表され、話題を呼んだ。そこで、多種多様な実写化作品において高い実力を発揮する高橋さんの登場作について振り返っていこう。 ■【画像】「そっくりすぎる!」24年ぶりの実写化『ブラック・ジャック』主演をつとめる高橋一生さん■
■漫画原作ゆえの“癖”の強い個性派キャラクターたち
高橋さんと言えば、物静かでミステリアスな雰囲気のキャラクターを演じることが多い印象がある。 なかでも代表的なのが、荒木飛呂彦さんの大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ作品を原作としたドラマ『岸辺露伴は動かない』の主人公・岸辺露伴だろう。 天才漫画家である露伴は、“対象を本に変えて過去や真実を読み取る”という能力を持ったキャラクターだ。漫画に必要な“リアリティ”のためにあらゆる危険や怪異に足を踏み入れ、終始、エキセントリックな言動で周囲を振り回す。 露伴の個性的なビジュアルもさることながら、高橋さんの演技はまさに“完コピ”レベルで、まるで漫画から露伴が抜け出てきたように錯覚してしまうほど。その再現度の高さから、ファンや視聴者を大いに驚かせた。 なお、『岸辺露伴』シリーズは5月に新作エピソード「密漁海岸」が放送予定である。高橋さんの相変わらずの破天荒な露伴像に期待したい。 また、2019年放送のドラマ『凪のお暇』(原作:コナリミサトさん)で高橋さんは、主人公・凪の元彼である我聞慎二を演じた。営業部のエースでありながら他人に支配的な“モラハラ男”という癖の強い役柄だったが、高橋さんは見事に演じきっていた。 とくにドラマのなかで慎二がことあるごとに見せる“号泣”シーンは話題となり、言葉に詰まりながらも必死に自身の心情を吐露する様子に多くの視聴者が心を惹きつけられた。 いずれのドラマでも癖の強いキャラクターたちを演じている高橋さんだが、彼らの持つ奇天烈さと人間臭さを見事に同居させており、その作品をより魅力的に見せている。