テクノアカデミー浜学生製作の部品使用 24日にロケット発射実験 福島県南相馬市
人工衛星打ち上げ用ロケットを開発する福島県南相馬市のAstroX(アストロエックス)は24日、市内で初めてのロケットの発射実験を行う。9日、市内で催された福島スペースカンファレンスで、同社の小田翔武社長や門馬和夫南相馬市長が明らかにした。 小田社長によると同市小高区で約2メートルの小型ロケットを可搬式の発射台から打ち上げる。高度は300メートルほどで発射後は海上に落下させ、回収する。打ち上げの法的手続きや手順の確認、社員教育などが主な目的。 同社は6月、市内の県立テクノアカデミー浜でロケットエンジンの燃焼試験を行った。エンジンには同校の学生が製作した部品が使用された。今回の実験で打ち上げるロケットに搭載される。