【第3回】浜先秀彰の絶対的カーグッズ!:市販カーナビのシステムアップ
ドラレコの操作性や防犯性がアップ
連載の3回目となる今回は『市販カーナビのシステムアップ』についてお話したいと思います。 【写真】写真で見るカーナビ対応オプション (3枚) 市販カーナビの特徴のひとつが『拡張性の高さ』です。カタログやメーカーサイトでは目立たない場所に説明が書かれていることが多いので気付きにくいですが、オプションユニットを組み合わせることで利便性をより高められるのです。ということで、オススメのシステムアップユニットと、接続によるメリットについて解説をしていきましょう。 いちばんのオススメユニットとなるのは『ドライブレコーダー』です。カーナビ専用ドライブレコーダーはコンソールボックスやグローブボックスなどに目立たず装着できる小型の本体に小型のフロントカメラやリアカメラを組み合わせた3ピース構成が一般的です。接続ができるのは同メーカーの適合機種に限られています。 単体で使用できる汎用のドライブレコーダーでは、本体で設定操作や記録映像の再生などを行いますが、カーナビ専用品の場合、設定操作や記録映像の再生はカーナビのタッチパネル画面を使用します。内蔵機能と同様にスムーズなコントロールができ、高画質大画面で記録映像を見られます。しかも走行データがカーナビからドライブレコーダーに送られるため、位置情報や速度情報などは非常に正確です。多くのモデルでは駐車監視機能も備え、駐車中に当て逃げやイタズラなどで車両に振動が加わると自動的に録画を開始するのも安心です。 このようにカーナビと専用ドライブレコーダーの組み合わせは使い勝手がとてもよく、メリットが数多くあるのです。
メーカーの垣根を超えて好みで選べるスピーカー
最新のカーナビは高音質化が図られています。とくに上級クラスともなれば、厳選された高音質パーツが奢られていたり、タイムアライメントや13バンドグラフィックイコライザーなど高度なサウンドカスタマイズ機能も充実していたり。純正装着品から市販のカーナビに交換すると、格段にサウンドクオリティがアップします。 もちろん、これだけでも十分という人も多いでしょうが、せっかくならば更なる高音質を目指してはどうでしょう? もっともポピュラーなのは、ドアスピーカーを純正品から市販品へと交換することです。『カスタムフィットタイプ』や『トレードインタイプ』と呼ばれる製品であれば、中低音を担当するウーファーユニットは純正品とほぼ同じサイズで、加工を施すことなく簡単に入れ替えられます。見た目は変わりませんが、純正スピーカーと同じ音源を聴いてみると、今まで隠れていた音が繊細に聞こえるようになり、臨場感が確実にアップするのです。高音を担当するトゥイーターユニットが別体になっているセパレート型であれば、その効果はより高くなります。 そして低音の迫力が物足りないという場合には『パワードサブウーファー』の接続が有効です。これはパワーアンプを内蔵した低音を担当するスピーカーで、カーナビ本体の背面に用意されている出力端子に接続をします。以前は大型のものが多かったのですが、近ごろはシート下などにも手軽に取り付けられる、小型ながらパワーのあるモデルが多くラインアップされています。 なおスピーカー類は、カーナビとメーカーが違っていても組み合わせて使用することが可能です。スピーカー専業メーカーもあり、予算や好みに合わせた選択ができます。