旧山形ビブレ跡地では「飲食提供」 山形駅前に「日本一の観光案内所」3エリアを核に整備 山形市が基本構想公表
山形放送
山形市がJR山形駅前への整備を検討している「日本一の観光案内所」について、市は9日、整備の基本構想を明らかにしました。旧山形ビブレ跡地エリアなどJR山形駅とその周辺の3つのエリアに案内所の機能を持たせ2027年度以降の供用開始を目指します。 山形市議会産業文教委員会で市の担当者が明らかにしたものです。 山形市商工観光部 松沢 聖次長「日本一の観光案内所のあり方に関する調査研究を重ねその成果としてことし3月に基本構想素案を策定した先月基本構想について策定したので概要について報告する」 基本構想では、JR山形駅の改札前と東西自由通路、そして駅東口にある旧山形ビブレ跡地の3つのエリアを核として整備を行う方針です。 このうち改札前エリアでは外貨の両替や充電スポットのほか、観光やイベントなどの情報提供を行います。 東西自由通路エリアには、イベントや県内の伝統工芸、文化などを体験できるスペースを設ける計画です。 そして旧山形ビブレ跡地エリアには山形ならではの飲食の提供や地元特産品を展示する方針です。 現在駐車場となっている旧山形ビブレ跡地について山形市の佐藤孝弘市長はことし5月の定例会見で「整備を想定している土地の地権者との協議が合意に近づいている」と述べています。 佐藤孝弘山形市長「地権者の皆さんともコミュニケーションを取りながら進めていて、 概ね合意に向けた方向に近づいているが、 まだ最終合意には至っていない」 「日本一の観光案内所」を巡っては山形市の佐藤孝弘市長が建設を公約に掲げて初当選しましたが、候補地選定と用地交渉が難航していました。 山形市は今後、民間企業などと協議し具体的な事業内容や店の種類などを決め、2027年度以降の供用開始を目指しています。