年収300万円で東京23区内に転勤予定なのに「手当なし」! 独身ですが 地方と同じように暮らすために削るべき費用はありますか?
「東京23区内に転勤予定なのに手当がない…」と不安を感じている単身者もいるでしょう。物価が高いといわれる東京で地方と同じように暮らすには、どのような費用を削るべきでしょうか? 本記事では、最初に東京都の平均年収と生活費を紹介し、その後に節約のポイントを解説していきます。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
東京都の平均年収と生活費はどのくらい?
厚生労働省の「令和5年 賃金構造基本統計調査」によると、東京都の平均賃金は月36万8500円となっています。年収ベースで、442万2000円です。年収300万円と比較すると、約142万円の開きがあることが分かります。 次に、総務省が公開している2023年(令和5年)度の「家計調査」によると、単身世帯の1ヶ月間の平均的な消費支出は、関東地方で17万8888円でした。東京都に限った数字ではないものの、必要な生活費の目安にはなるでしょう。 年収300万円を12ヶ月で割ると、1ヶ月につき25万円です。そこから所得税や社会保険料などが引かれ、仮に月20万円の手取りと考えても、上記の17万8888円は上回ります。 東京都の平均賃金と比較すれば下がるものの、「どのように支出を切り詰めるか」を考えることにより、東京23区でも生活できる可能性は高いといえます。
年収300万円の人が節約すべきポイントとは?
年収300万円の単身者が節約すべきポイントとして、まず考えたいのは家賃です。東京23区内のどこに会社があるのかにもよりますが、まずは家賃という固定費の節約をおすすめします。 基本的に、家賃は手取りの30%以内が目安になります。月20万円の手取りであれば6万円以内です。 千代田区や港区のような都心部の場合、ワンルームの家賃が10万円を超えるケースは珍しくありません。しかし、江戸川区、足立区、葛飾区、練馬区、板橋区あたりでは比較的家賃が安いとされるエリアであれば、6万円以内の物件も探せる可能性はあるでしょう。 次に考えたいのは、食費の節約です。外食は便利な半面、費用がかさみがちです。積み重なると大きな金額になります。 自炊を習慣化することで、食費を大幅に抑えられるでしょう。外食と同じ予算でも、より多くの食材を購入できますし、栄養バランスのよい食事を楽しめます。また、水筒やお弁当を会社に持参すれば、飲み物代やランチ代も節約できます。 スーパーの特売日やタイムセールを活用すれば、食材を安く手に入れることも可能です。週末にまとめ買いし、食材を小分けにして冷凍保存しておけば、無駄を減らして調理の手間も省けます。 また、食費の予算を立てることも大切です。1週間や1ヶ月分の食費をあらかじめ設定し、その範囲内でやりくりすることで、無駄遣いを防止できます。レシピサイトやアプリを活用し、安価な食材で作れる料理を探すのもおすすめです。 「自炊は苦手。つい外食してしまう…」という単身者もいるかもしれませんが、物価高の状況では、食費を節約する意識も大切です。栄養バランスを考えつつ、節約を考えてみてください。