大谷翔平が2度のストライク判定に泣かされ“不満顔” それでも3試合連続マルチ安打で打率「.364」に ジ軍戦スイープはならず
ドジャースの大谷翔平が現地時間5月15日(日本時間16日)、敵地オラクルパークでのジャイアンツ戦に「2番・DH」で出場。4打数2安打2三振という成績で打率は「.364」となった。チームは1-4で敗れている。 【動画】オラクルパークで初アーチ!大谷翔平が今季12号本塁打を放ったシーン 初回の第1打席は無死一塁から四球。その後、二死満塁の好機となったが得点には至らなかった。3回の第2打席は低めの際どい球をストライクと判定されて、見逃し三振。首を横に振りながら納得のいかない表情を浮かべた。 0-2と2点を追う5回の第3打席は、二死から中堅へ抜ける安打で出塁。続くフレディ・フリーマンの安打で三塁まで進んだが、ウィル・スミスが遊ゴロに倒れて無得点に終わった。 1点を加えられて3点差で迎えた7回の第4打席、外角への159キロのストレートを見逃し三振。自信を持って見送った大谷は、ストライク判定にまたも首を横に振って不満をあらわにした。9回の第5打席は二死一塁から左前へ運ぶ安打で出塁した。 前日14日(同15日)は、4回の第2打席でオラクルパークでは初の本塁打となる12号を放った大谷。これで通算25球場目で、自身が持つ日本野手最多を更新した。右翼席へ打球速度113.4マイル(約182.5キロ)、飛距離446フィート(約136メートル)となる特大の一発だった。 5回の第3打席は中堅への安打で2試合連続のマルチ安打を達成。7回の第4打席は左翼への二塁打でサイクル安打に王手をかける3安打2打点と暴れ回った。 大谷は試合後、米メディア『SportsNet LA』のインタビューで「クラシックで素敵な球場。好きな球場のひとつ。ファンの人たちの熱気もすごくていいゲームだった」と、サンフランシスコでの一戦を振り返った。 地元メディア『NBCS Sports』は大谷の12号アーチについての記事を配信している。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は大谷について「球場のあの場所にあそこまでボールを飛ばす選手はあまりいない。幸運なことに、私はここでその選手と一緒にプレーした」と語ったという。 また、ジャイアンツのレジェンドであるバリー・ボンズについて触れ、「ああ、あれはバリーの領域だった」と、指揮官が大谷の一発とボンズの記憶を重ね合わせると、歴史に残るレジェンドに思いを馳せた。 大谷はこの日の試合前まで42試合で打率.361、12本塁打、30打点で、打率はメジャートップ、本塁打はリーグトップの成績となっていた。 この日3試合連続マルチ安打を放ったが、2度の際どいストライク判定に泣かされ、チームもジャイアンツ戦スイープとはならなかった。明日から本拠地で出直しを図る。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]