朝日新聞記者に成りすまし図る 元社員の名刺の不正使用容疑で鎌倉市消防本部職員を逮捕
応援団の大学生を撮影するために朝日新聞社の元社員の名刺を不正に使用したとして、警視庁築地署は私印不正使用の疑いで、神奈川県鎌倉市岩瀬、市消防本部職員、野見山大地容疑者(30)を逮捕した。「朝日新聞の記者に成りすまして取材する方が受けてもらえると思った」などと容疑を認めている。 逮捕容疑は4月8日、東京都新宿区の神宮球場で、都内の大学応援団の学生に、実在する朝日新聞社の元社員の名刺を渡し、他人の署名を不正に使用したとしている。この日は撮影をしていなかった。 築地署によると、4月に朝日新聞社から「記者を名乗るものが複数の大学の応援団の取材に行っている」などと同署に相談があり、5月に告発状を受理した。野見山容疑者の自宅からは名刺や腕章など40点を押収。野見山容疑者は名刺も偽造していたとみられ、同署は余罪もあるとみて捜査を進めている。