「欧州初タイトルで嬉しい」“22.1億円のMF”守田英正は4点だが…カズや相馬勇紀、小久保怜央ブライアンは?〈ポルトガル勢を5点満点評価〉
相馬以上に、実はチームの主力になっている選手は?
★MF藤本寛也(24、ジウ・ヴィセンテ、元東京ヴェルディ):3 ・リーグ33試合3得点7アシスト、カップ5試合2得点1アシスト、計38試合(2357分)5得点8アシスト ・市場価格:300万ユーロ(約5.1億円)→変動なし 左足から絶妙なパスを繰り出すゲームメーカーで、スペースへ走り込んで自らゴールも狙う。2020年8月、東京Vから期限付き移籍し、着実に成長。2022年7月、完全移籍した。 背番号10を付けてトップ下でプレーし、昨季の1得点4アシストを大きく上回った。プレー内容でも数字でも相馬を上回っており、ポルティモネンセの副会長を務めるロブソン・ポンテ(元浦和レッズ)は「いつ日本代表に選ばれてもおかしくない」と高く評価する。 ★MF相馬勇紀(26、カーザ・ピア、名古屋グランパスから期限付き移籍中。日本代表):3 ・リーグ32試合5得点3アシスト、カップ5試合0得点0アシスト、計37試合(2197分)5得点3アシスト ・市場価格:1.2億ユーロ(約2億400万円)→変動なし 昨年1月、名古屋から5カ月間の期限付き移籍を行ない、その後、1年間、移籍期間を延長した。主として右ウイングとして起用され、スピードを生かした突破力でチャンスを演出し、決定力も発揮した。その活躍が認められ、日本代表にも復帰した。 ただし、リーグ戦34試合のうち先発出場は22試合に留まっており、圧倒的な結果を残したわけではない。 名古屋からの期限付き移籍期間が終了し、引き続き欧州でプレーするか名古屋へ戻るかの選択を迫られている。
リーグ優勝に貢献した守田、ファンからも喝采
★MF守田英正(29、スポルティング、日本代表、元川崎フロンターレ):4 ・リーグ29試合2得点4アシスト、カップ10試合0得点0アシスト、計40試合(2718分)2得点4アシスト ・市場価格:開幕時1200万ユーロ(約20.4億円)→現在1300万ユーロ(約22.1億円) ポルトガル勢で最も安定したプレーぶりだったのは、今シーズンも守田だろう。 2021年1月に川崎フロンターレからポルトガル1部(当時)サンタクララへ移籍し、インテリジェンス溢れるプレーで攻守両面でチームに貢献。2022年7月、強豪スポルティングへ移籍し、すぐにポジションを獲得した。今季もレギュラーを張り、3季ぶり20度目のリーグ制覇に貢献。「欧州へ来てから初めてのタイトルで、本当に嬉しい」と喜びを語り、優勝祝勝会ではファンから喝采を浴びた。
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