羽咋産ワイン、8月1日デビュー ブドウ栽培の藤島さん報告
羽咋市産ワインが8月1日に本格的に市場デビューする。粟生町でワイン用ブドウを栽培する藤島健一さん(45)=津幡町=が29日、市役所を訪れ、岸博一市長に今年は2300本生産することを報告し、夢のワイナリー整備へ事業の充実を誓った。 藤島さんは2020年に「イタヤファーム」を設立して千里浜近くの砂丘地でワイン事業を始めた。2・2ヘクタールにブドウ7品種を栽培する。氷見市の会社に醸造を委託しており、昨年初めて90本程度を商品化したのに続き、「海のワイン」の名で今年は赤、白、ロゼの6銘柄を仕上げた。 そのうち4銘柄を8月から道の駅のと千里浜やインターネットで販売する。残り2銘柄は秋に発売する。 地震の影響で瓶詰めに遅れが生じたものの、藤島さんは「千里浜の海を感じるワインに仕上がった。フルーティーでフレッシュな味を楽しんで」とPR。さらに面積を増やし、市内初となるワイナリーを開設させる意向を改めて示した。