京本大我&古川琴音、『言えない秘密』音楽がつないだ2人の絆 ピアノ練習通して関係値築く【インタビュー】
■京本&古川が語るリアルな青春時代の思い出と憧れ
――今作では使われていない音楽室や、2人が会えるベンチとか、作中でもキャンパスのすてきな場所が登場しますが、お2人の学生時代でちょっととっておきな場所はありましたか。 京本:教室のベランダかな。ウェーイってキャラでもなかったので授業終わって10分休みの時はベランダにとりあえず出て、 仲いい3人組でずっとしゃべることがルーティーンでした。お昼休みも、食べ終わってベランダ出て、ベランダでその自作のゲームをみんなで考えたり…雨の日も出られます(笑)。 古川:私は演劇部の部室です。結構ボロボロで、歴代の先輩が置いていった衣装とか公演のチラシが置いてあるところで。そこでいろんな練習したし、思い出がありすぎる。この仕事を始めてから、部室に遊びに行ったことがあるんですけど、在学中と全く変わってなくて、自分たちが置いていったものもそのまま置いてあって。学校全体だといろいろ変わっていたけど、ここだけは変わっていなくてよかったって思いました。 ――内容にちなみ、お2人が憧れるキャンパスライフみたいなものがあれば教えてください。 京本:僕は大学行ってないので、まだ憧れ続けられますけど…(笑)。 古川:私は大学生の時たくさん遊んだので、わりとやり尽くしたような気がします。 ――なにか思い出に残っていることはありますか。 古川:サークルの人たちとちっちゃな旅館を貸し切りにしたこと。千葉の都心から離れた田舎の方の旅館を、1年に1回借りて遊ぶっていう行事があって、それは大学生ならでは。高校生ではできないし、社会人になってもやらないかなと思いました。楽しかったです。 京本:僕は学生時代に部活も入ってなかったので、学生生活の中でサークルとか部活への憧れは特に強いかもしれないです。 古川:何部に入りたかったんですか? 京本:なんだろう。ミステリー研究会(笑)。あんまりアクティブじゃない方が…。ホームズの聖地を回るとか。 古川:結構本格的だ(笑)。 京本:この映画でいう音楽じゃないですけど、そういう、趣味が合う同士、楽しそうだなっていう気がしました。 ――最後に今作の見どころをお願いします。 京本:多くを語ることはできないのですが、この夏にぴったりな涼しさのある作品です。ちょっと幻想的な部分もあり作品に没入してもらえたら、すてきな夏を過ごしてもらえるんじゃないかな。まずは足を運んでいただいて、スクリーンでぜひ見てもらいたいなと思います。王道なキュンをいっぱい楽しんでもらいつつ、なんといっても、連弾などピアノを通じて2人の距離が縮まっていくさまを見てほしいです。 古川:すごくロマンチックな話だと思うので京本くんのファンはもちろんですけど、ロマンを忘れてしまった大人の方にも見ていただきたいです。音楽も本当にすばらしくて、その音楽と、綺麗な画とドラマチックな物語が一気に皆さんを作品の世界に連れて行ってくれると思います。純粋にその世界を楽しんでもらえたらうれしいです。