伝統誇りに飛躍誓う 富山県の南砺福野高、創立130周年祝う
南砺福野高校の創立130周年記念式典が25日、富山県南砺市苗島の同校で行われ、在校生や卒業生ら約980人が伝統校としての誇りを胸にさらなる飛躍を誓った。式典に先立ち、新設した校門の除幕式もあった。 同校は県簡易農学校として1894年に創立し、3万2千人余りを送り出してきた。校名変更や学科改編を経て、2010年に南砺総合高校井波高校、20年に南砺福光高校と再編統合し、南砺福野高校になった。 井波、福光の両校を含めた3本の校旗を飾った壇上で、亀遊知子校長が「卒業生が各界で広く活躍されていることは大きな誇りだ」と式辞を述べた。新田八朗知事、山本徹県議会議長、廣島伸一県教育長、田中幹夫市長が祝辞を述べた。 記念事業実行委員会の栗山雅明実行委員長があいさつ。生徒会長の金澤璃奈さん(2年)が「学習や部活動に励み、ますます発展させることが恩返しになる」と喜びの言葉を述べた。 記念事業として正門と北門周辺を整備。校門はいずれも白御影石を使い、正門に門柱4本(高さ2・7メートル2本、1・8メートル2本)、北門に2本(同1・2メートル)を設置した。正門は書家の時女(ときめ)信子さん(南砺市)、北門は南砺福野高校書道教員の中井仁(しのぶ)さんが校名を揮毫(きごう)した。除幕式で生徒会副会長の萩原万奈佳さん(2年)が謝辞を述べた。
卒業生で福島国際研究教育機構理事長の山崎光悦(こうえつ)さんが記念講演した。