日本代表・山本有真 12月不調も2区2位の力走 パリ五輪「確実に狙っていくつもり」/都道府県女子駅伝
◇皇后盃第42回全国都道府県対抗女子駅伝(1月14日/京都・西京極陸上競技場発着9区間:42.195km) 都道府県女子駅伝の総合成績&区間賞一覧をチェック! 第42回都道府県対抗女子駅伝が行われ、5000mブダペスト世界選手権代表の山本有真(積水化学)が愛知の2区(4km)を務めた。区間賞こそ田中希実(New Balance)に譲ったが、12分35秒の区間2位で12人を抜き、しっかり力を示した。 「12月の調子から思えば最低ラインは走れました」と山本。昨年6月から右足首を慢性的に痛めており、「ずっと引きずっている」。加えて、インフルエンザにもかかって練習を積めなかったという。 本来であれば1区を予定していたが、「ズタボロの状態だったので2区に代えていただきました」。そのぶん、「走らなきゃ」とパフォーマンスで恩返しした。 昨年はアジア選手権、世界選手権、アジア大会と日本代表として飛躍。「あこがれですと言ってくれる選手もたくさんいて、自分はそういう存在なんだなとうれしくなりました」と笑顔を見せる。同じ2区を走った田中、ドルーリー朱瑛里(岡山・津山高)らとも写真撮影したという。 日本代表を経験したからこそ、パリ五輪は「確実に狙っていくつもり」。そのためにこれから合宿に入るが、「フォームが崩れると足首が痛くなるのも弱いところ。治しつつ、接地も変えていきたい」。シーズン通して「ポイントを抑えつつ、記録もしっかり狙っていきたい」。まずは2大会連続代表となったアジア室内で結果を求めていく。
月陸編集部