プロ野球70人目の通算250本塁打に王手も「一番じゃないことは全く意味がない」 ソフトバンク山川穂高が求め続ける〝アーチスト〟の高み
◆楽天1―4ソフトバンク(10日、楽天モバイルパーク) ソフトバンクの頼れる4番が一振りで勝利を引き寄せた。1点リードの5回2死一塁、山川がフルカウントから古謝の低めのスライダーを捉えた。感触は「(外野手の頭を)越えたかな、ぐらい」ながら、打球は左翼席最前列に届いた。小久保監督は「ホームランを打ってくれ、と思っていたので。あそこで打てるのが本当の4番」と、賛辞を惜しまなかった。 ■甲斐がKZさんと再開【写真】 4試合ぶりの31号2ランで、節目の通算250本塁打に王手をかけた。達成すれば、プロ野球70人目の快挙となる。それでも山川は「一番じゃないことは全く意味がない」と言い切る。「通算の数字は気にしていない。31本打ったので、次は32本目を打てるように」。あくまでも大事にするのは目の前の1本だ。 先制パンチも効いた。初回、1死から今宮が四球を選ぶと3番の栗原が左翼線への先制二塁打。2死後に5番の近藤も中前適時打を放ち、主導権を握った。中軸がそろって打点をマークし、過去3戦3敗だった新人左腕の古謝に黒星をつけた。 今季初の4連敗から一転、2連勝で4カードぶりとなるカード初戦での白星となった。優勝へのマジックを一つ減らして「12」としても「全然安全圏ではないと思ってやっていますので」と小久保監督は意に介さない。ゴールテープを切るまで手綱を緩める気などさらさらない。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】 【おすすめ記事 内外野をこなせる貴重なガッツマン復活】 腰痛のため7月にファーム調整となったガッツマンが2軍戦に復帰。1軍再昇格、ポストシーズンに向けいきなり大活躍した。 ▼内外野をこなせる貴重なガッツマン復活は下記関連リンクから▼
西日本新聞社