出水期を前に 豪雨と地震の“複合災害”を想定 県庁で初動対応訓練
雨が多くなる時期を前に、豪雨と地震の複合災害を想定した初動対応訓練が愛媛県庁で行われました。 きょう行われた災害対策本部会議の運営訓練には、県や松山地方気象台の職員らが参加しました。 訓練は、被害状況や対応方針の共有などの初動対応力の向上を目指して、事前に内容を伝えない「ブラインド方式」で実施されました。降り続く雨により西条市に大雨特別警報が発表された直後、県内で震度5強を観測する地震が発生したという複合災害を想定して行われました。 発災10分後に開催された対策会議では、各部署の担当者が孤立集落や河川の状況を報告。中村知事からは「特に人命に関する情報は速やかに共有するように」と指示を受けていました。 訓練を終えて中村知事は、「いざという時の対応力向上のために、ブラインド方式でより実践に近い訓練を今後も継続していきたい」と総括していました。