「ベンテイガ ハイブリッド」を4台オーダー！「ザ・ペニンシュラ ロンドン」がロールスではなくベントレーを選んだ理由とは
ザ・ペニンシュラにふさわしいラグジュアリーを体験
ロンドン・ベルグレイヴィアの新たなフラッグシップホテルとなるザ・ペニンシュラ ロンドンが、ゲストの送迎用に「ベンテイガ ハイブリッド」の特注モデル4台を発注しました。これにより、ザ・ペニンシュラロンドンに訪れた人々は、ホテルのエントランスに降り立つ前から、ザ・ペニンシュラにふさわしいラグジュアリーを体験することができます。どのような仕様のクルマがオーダーされたのかみていきましょう。 【画像】一度は後席に乗って味わってみたい「 ベンテイガ ハイブリッド」の特注モデルを見る（9枚）
ペニンシュラグリーンのベンテイガハイブリッド
今回導入された4台すべてのベンテイガ ハイブリッドには、ウェルネスと快適性を重視したアズール仕様が採用されており、市内の超低排出ガスゾーン内で、遠方からのゲストにラグジュアリーで静かな移動手段を提供できるという。 これらのクルマは、ペニンシュラの厳格なルールのもと、ベントレーのビスポーク部門であるマリナーの職人たちによって製作された。世界中で認知されているペニンシュラグループの特徴的なカラーリングを反映し、エクステリアのボディワーク、ルーフレール、ブライトウェアはペニンシュラグリーンで仕上げられ、2ピースのコーチラインはハニーで繊細に仕上げられている。フロントドアには控えめな「ザ・ペニンシュラロンドン」のグラフィックがあしらわれ、ユニークなウェルカムランプは、ドアを開けるとゲストを誘導する「ザ・ペニンシュラ」のロゴを地面に映し出す。 ザ・ペニンシュラロンドンでは、ゲストの快適さと利便性を考慮し、インテリアは後部ドアにティッシュや使用済みリフレッシュメントタオルを収納できる場所があることを示す特注のメタルバッジ、フロントシートのシートバックに定期刊行物の雑誌を収納できるスペース、禁煙を呼びかける表示などをインテリア全体に施した。USBソケットも追加され、特注の「The Peninsula」イルミネーテッド・トレッドプレートが追加されることで、このラグジュアリーなキャビンが完成する。
共通の想いはサステイナビリティとラグジュアリー
ザ・ペニンシュラロンドンのマネージングディレクター、ソニア・ヴォドゥセックはこのようにコメントしている。 「ベントレーはペニンシュラが求める基準や理念と自然に調和しており、またブランドとして、英国のデザインとクラフツマンシップの素晴らしい伝統を受け継いでいる。ベンテイガハイブリッドは、同社が自信を持って将来の課題に取り組んでいることを示しており、ザ・ペニンシュラホテルズにとっても、サステイナビリティと見識のあるラグジュアリーは重要と考えていることから、今回、ベントレーのラグジュアリーハイブリッドがザ・ペニンシュラロンドンの車両に加わることを歓迎したい」 ザ・ペニンシュラロンドンがベンテイガ ハイブリッドを選んだことは、最高水準のラグジュアリーとサステイナビリティに対する両社の共通のコミットメントを裏付けるものとなった。 ロンドンの数あるランドマークを静かに走り去るペニンシュラグリーンのベンテイガハイブリッドが、今日もゲストに快適でラグジュアリーな移動体験を提供しているのであろう。 AMWノミカタ ペニンシュラと聞くとロールスロイスを思い浮かべる方も多くいると思う。東京のペニンシュラではファントムが送迎車として採用され、1934年製ロールスロイス・ファントムⅡもウェディングクルーズ専用の車両として待機する。ロンドンがベンテイガハイブリッドを採用した理由の一つは、ロンドン市内が大気汚染対策のために超低排出規制区域（Ultra Low Emission Zone）を導入し、2023年にそのULEZの範囲が拡大されたためであろう。ベントレーのハイブリッド車の構成比率が一番高いのはイギリスであるのも肯ける。 現段階でペニンシュラの求めるラグジュアリーとサステイナビリティを両立できる唯一の車はベンテイガハイブリッドだけだったのだろう。ここまで両ブランドのコンセプトがマッチし、皆がなるほどと納得するコラボレーションは珍しいのではないだろうか。
AMW
