アーセナル、欧州CL準々決勝初戦は2-2のドロー 冨安健洋は出番なし
◇欧州CL準々決勝第1戦 アーセナル2-2バイエルン(9日、英国・ロンドン・エミレーツ・スタジアム) 各地で欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第1戦が行われ、日本代表DF冨安健洋(25)のアーセナルは、ホームでドイツ王者バイエルンと対戦。冨安はこの試合もベンチスタートとなった。 先制点は生まれたのは前半12分。アーセナルのホワイトがスルーパスを送ると、ペナルティーエリア(PA内)右で受けたサカが左足を振り抜いた。対角線上のゴール左隅に流し込む技ありのシュートを決めた。 しかし同18分、バイエルンが縦パス2本を繋いで、ゴール前に抜け出したニャブリが右足を伸ばし、GKの股を抜くシュートを放って1-1の同点に追いついた。 さらには同32分、右サイドのハーフライン付近で縦パスを受けたサネが見事なターンを決め、ドリブルで独走。PA内に進入したところを後ろから追っかけて来たサリバが足を引っ掛けて倒し、PKとなった。キッカーはケーン。GKラヤの逆をつくシュートをゴール右隅に落ち着いて流し込み、2-1と勝ち越した。 後半はリードされたアーセナルに焦りが見られ、チグハグな攻撃が続いた。しかし同21分、アルテタ監督がマルティネリに代えて送り出したベルギー代表FWトロサールが嫌な流れを変えた。出場して10分後、ジェズスの横パスに合わせてPA内に走り込んだトロサールは、右足で同点弾をゴール左隅に決めた。 この後はホーム戦勝利を目指すアーセナルが決勝弾を狙って押し込んだが、バイエルンが必死に守りを固め、2-2で試合を終えた。 アルテタ監督の攻撃的な采配を選択したため、冨安の出番はなし。準決勝進出を決める第2戦はバイエルンの本拠地アリアンツ・アリーナで17日の現地時間午後9時(日本時間18日午前4時)のキックオフで行われる。
報知新聞社