津田学園選手紹介 岩本太一選手(2年) 練習欠かさぬ「努力家」 /三重
<第91回センバツ> ◇岩本太一選手(2年) チームメートの評は「努力家」。寮の前の駐車場で毎日欠かさず素振りを行い、地味なウエートトレーニングもこつこつ続けている。 入学後間もない昨年5月の経験が、その原動力となっている。練習試合のため、チームは東京や横浜に遠征したが、寮で暮らす1年生7人のうち自分だけがメンバーに選ばれなかった。「もっとうまくなりたい」。あの時の悔しい思いが、今も自分を練習へと駆り立てる。 尾鷲市出身。小学生時代はソフトボールチームで投手として活躍。中学生で硬式野球を始めたが、バッテリー間が短いソフトボールの速球の体感スピードに慣れていたため、直球を打つのは意外に難しくなかった。ただ、変化球への対応など違いは大きく、打撃フォームの改善に取り組みながら打撃力を磨いてきた。 昨秋の公式戦出場は代打の1打席だけだったが、二塁打を放って結果を出した。「甲子園では勝負どころで打つことが目標」と力を込める。【谷口豪】=随時掲載 素顔 パワーをつけるため80キロの体重を85キロまで増やすのが目標。1日に茶わんで計20杯ご飯を食べているが、「82キロの壁が破れない」。人気女性音楽グループ「TWICE」のファン。 〔三重版〕