【MAZZEL夏合宿取材】HAYATOが今、求めていること「一人ひとりが輝いた化学反応で“グループ感”を生み出す」
何年かかっても8人で乗り越えたい
──現在のMAZZELのグループとしての進捗については、どのように感じていますか? HAYATO デビューから1年でアリーナ公演が決まって、世間からしたら順調に進んでいるように見えると思うんですが、僕たちは全然満足していません。やっぱりスキルはどんどん上がっていくので、その時々では満足していても、あとになると「もっといいものを作れた」って気持ちにどうしてもなってしまう。タラレバなのは、わかっているんですけど(笑)。「もっといいものを作りたい」という気持ちが強すぎるのかもしれませんね。 それに、僕たちのファンであるMUZEに、悔しい想いをさせてしまったこともたくさんありました。ファンの方ががんばってくださっているのを知っているからこそ、「もっと僕たちができていれば」と思うんです。これまでの後悔をひとつずつ消化して、これから進む糧にしていきたいですね。 ──後悔することもあるけど、それを無駄にせず進み続けていると。 HAYATO ここまで行けるグループは少ないし、自分たちが経験していることが当たり前じゃないというのは全員がわかっていると思います。だからこそ、「もっとがんばっていこう」というほうに意識が向かっています。もう僕たちには、未来しかないから。何年かかっても8人で、すべてを乗り越えていきたいですね。デビュー当初から言っている「誰かひとりが抜けたらMAZZELじゃない」を、ずっと守り続けていけたらいいなと思っています。
アリーナ公演の次のステップへ
──年内中に成し遂げたい目標を教えてください。 HAYATO アリーナ公演を成功させたいっていうのが、一番大きいです。ありがたいことに『MAZZEL 1st One Man Tour 2024 “Join us in the PARADE”』には、たくさんのMUZEが来てくださいました。でも、アリーナの壁は高いので、自分的には全然余裕だと思っていなくて。常に向上心を持っていたくて、余裕と思ってしまったら一気に終わってしまう気がするんですよね。僕たちはもっと伸びたい気持ちがある。MUZEでいっぱいになったアリーナ公演を無事に終わらせて、次のステップへ進むのが年内の大きな目標です。たくさんのMUZEが新しい方を誘ってくれて、一度でも僕たちを観に来てくれたらいいなって。今は、そんな気持ちでいます。 ──最後に、この合宿で成し遂げたいことを教えてください。 HAYATO ダンスレッスンやボーカルレッスンを通してのスキル向上はもちろん、これから8人でこうやって過ごす時間をいつ取れるかわからないので、まずは存分に楽しみたいです。僕たちが参加したオーディション『MISSIONx2』のときは、合宿でSKY-HIさんとあまり一緒に過ごせなかったですし。今回は3日間ともSKY-HIさんがいてくださるということなので、たくさんしゃべって、もっともっと仲を深めたいです。他愛もないことを話している時間が、本当にいいんですよね。今のところ、順調に達成できています(笑)。
文=坂井彩花 撮影=山口こすも