ボッシュ製システム採用の日本限定アシスト自転車「ヴェクトロンN8」発売
上位機種のパフォーマンスそのままに手頃な価格を実現
BOSCHの最新鋭E-bikeユニットを搭載した「Tern」の折りたたみ電動アシスト自転車シリーズに、手ごろな価格と本格派も納得するパフォーマンス性能を両立した日本限定モデル「ヴェクトロンN8」が加わった。 【写真】「ヴェクトロン N8」をもっと詳しく見る 高級スポーツバイクブランドとして知られている「Tern Bicycles(ターン バイシクルズ)」から、日本市場に的を絞ったフォールディング(折りたたみ式)電動アシストバイク「ヴェクトロンN8(VECTRON N8)」が発売された。日本の国内法規に適合した 「普通自転車型式認定(交A21-43)及び駆動補助機付自転車型式認定(交N21-49)」を取得したうえで、上位機種のヴェクトロンS10より大幅に価格を抑えるなど、よりフレンドリーかつシティユースを重視した仕様となっている。 とは言え、単なるコストダウンモデルではない。要となる電動アシストシステムには、上位機種のS10と同じくUL 2849安全規格の認証を受けた「Bosch Active Line Plus」を搭載。ドライブユニットに内蔵される3軸センサーが1秒間に1000個もの動きを測定し、最適なスピードとアシスト量を算出して24km/hまでスムーズにアシストする。 1回の満充電(所要時間はおよそ2.5時間)で最大100kmの航続アシストを可能にする300Wh(36V/8.2A)のリチウムイオンバッテリーには、重大な潜在的不具合要因を検出し、過負荷からバッテリーを保護するバッテリーマネジメントシステムを採用。高い信頼性とゆとりのアシスト航続距離を実現している。 また、速度やアシスト量、バッテリーの状態を知らせるコンパクトなディスプレイ「Purion」が装備されているので、愛車のコンディションをいつでも把握できるのも便利だ。
厳格な強度試験に合格した強靭なフレーム
N8は8段変速(S10は10段)を採用してコストを抑える一方で、SHIMANO製またはTEKTRO製の油圧ディスクブレーキ、さらに裾汚れを防ぐチェーンガードにはドイツSKS製を標準装備するなど、走行性能に妥協はない。 厳格なことで知られるドイツのカーゴバイク用強度試験に合格したアルミフレームを採用しており、総重量は21.1kgに抑えられている。フォールディング(折りたたみ時)の寸法は、79×38×72センチ。街なかでの普段使いはもちろん、クルマに乗せて遠方まで足を延ばして目的地周辺でサイクリングを楽しむなど、さまざまな使い方ができそうだ。ちなみに展開/折りたたみに要する時間はそれぞれ10秒と発表されている。 豊富なオプションも用意されているのでカスタマイズする楽しみもある。サイクルベースあさひ/サイクルスポット/ル・サイク/DAWAサイクル/シルバーリング各店舗ほか、全国の正規販売代理店にて販売中。価格は2024年8月現在で税込み32万8900円(本体価格:29万9000円)となっている。 【主要諸元 ヴェクトロンN8】 ・変速機:8段 ・車両本体重量:21.5kg ・最大車両総重量:120kg ・最大積載重量:105kg ・車体寸法(フォールディング時):79×38×72センチ ※展開時全長:153センチ ・フレーム:ハイドロフォーミングアルミニウム ・フレームサイズ:ワンサイズ ・ハンドルバー:フラットバー ・ハンドルポスト:3D鍛造 ・シートポストからハンドルバーまでの距離:61センチ ・サドルからペダルまでの距離:65-93センチ ・推奨されるライダーの身長:160-190センチ ・タイヤサイズ:20インチ ・ブレーキ:前後油圧ディスク(ShimanoまたはTektro) ・アシストシステム:BOSCH Active Line Plus ・バッテリー:BOSCH Power Pack 300Wh(36V/8.2Ah) ・充電器:BOSCH標準充電器 100V-240V