大型補強がチームを変える…阪神、史上最高のFA戦士(5)宣言残留したエース格
今シーズンは山﨑福也(オリックス)、西川龍馬(広島)らが国内FA権を行使し、市場の活発化が予想される。これまでにも数多くの選手が権利を行使し、新天地へ移籍。過去を振り返ると補強失敗となった事例もあるが、期待通り結果を残した選手も多くいる。今回は阪神タイガース史上最高のFA獲得選手を紹介する。
西勇輝
・出身地:三重県 ・投打:右投右打 ・身長/体重:181㎝/82㎏ ・生年月日:1990年11月10日 ・経歴:菰野高 ・ドラフト:2008年ドラフト3位 西勇輝は、阪神タイガースへFA移籍後もエース格として抜群の安定感を見せている。 2008年ドラフト3位でオリックス・バファローズへ入団。高卒3年目に先発ローテーションに定着し、自身初の2桁10勝を記録。2014年から3年連続で2桁勝利をマークするなど、先発ローテーションの柱としてチームを牽引した。 2018年オフに国内FA権を行使。複数球団と交渉の末、4年契約で阪神へ移籍した。移籍1年目から開幕ローテーション入りを果たすと、年間を通して安定した投球を披露。26試合(172回1/3)を投げ、チームトップの10勝、防御率2.92の好成績をマークし、阪神の投手初となるゴールデングラブ賞を獲得した。 翌2020年には開幕投手を任され、11勝5敗、防御率2.26とエースに相応しい成績を残した。2022年シーズンは惜しくも2桁勝利に届かなかったものの、リーグ2位の防御率2.18をマーク。オフには宣言残留を決断し、2023年のリーグ優勝、日本一にも尽力した。
ベースボールチャンネル編集部