米倉涼子に故・森光子さんからの助言「嫌われる役はやっておきなさい」
女優の米倉涼子(49)が、6日放送のトーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)にゲスト出演。司会の黒柳徹子(91)とも仲良しだった故・森光子さん(享年92)の助言あっての〝今の米倉〟だったことを告白した。 「今日は森さんを連れてきました」と、米倉は森さんからもらった指輪を黒柳に見せた。「森さんが見たそうな舞台を観に行く時とか、森さんが好きだっただろうと思う方にお会いする時に、身に着けて行ったりしてます」とのこと。 米倉が森さんと親しくなるキッカケは、2005年にNHKで放送されたブラジル移民ドラマ「ハルとナツ 届かなかった手紙」で、世代違いの同じ役を演じたこと。米倉は、ロケ先のブラジルから森へ手紙を送っていたという。 「見える風景はこうでとか、私はこのセリフの中でこう感じてみたとか、こんな服で、なんか土の中にはカピバラっていう動物のうんちがゴロゴロ転がってたとか、なんかそういうような話を書き留めて…」 そこから2人はペンフレンド(文通友達)に。「一番最初にいただいたお手紙が金庫の中に入ってます。ファクスもいっぱい取ってあるんですけど」とのことだ。 米倉と言えば、演じてきた役柄で「強い女」のイメージが定着している。その方向性を導いてくれたのが森さんだという。悪女を演じ米倉の出世作になったテレ朝ドラマ「黒革の手帖」(04年)も、森さんは見ていたそうで…。 「で、その役を好いて下さって。『絶対にそういう役をやっていきなさい』って私にお手紙をいただいて。『嫌われる役はやっておきなさい。悪女とか、そういうものはあなたの宝になるから。力になるから、やっておきなさい』っていうのを…」 米倉は「それこそ同じ舞台に立ったりしたことないんですけど〝すごくかわいがって下さってるなぁ〟っていう…。あと、お茶目な森さんのイメージがすごくあって、2人きりでごはんを…私がお招きするんですけど、快く一緒に行って下さったりとか、他愛もない会話で楽しめたりとか…」と、森さんとの交流を明かした。 08年、10年とブロードウェイミュージカル「CHICAGO」の日本版に主演し、12年には同作で本場ブロードウェイの舞台にも立った。当時、米倉が「『ブロードウェイの舞台にこんな私が挑戦してもいいのか』っていう相談」をしたのも森さんだったそうだ。
東スポWEB