「チームがぐっと一つになるのでは」 アビスパ福岡・長谷部茂利監督が鹿島の底力警戒 2年前の〝解任ブースト〟教訓に
J1で11位のアビスパ福岡が19日、アウェーで4位鹿島と対戦する。クラブにとってJ1リーグで初の4試合連続無失点が懸かるが、相手は長谷部監督が「見倣うべき」と言い続けてきた強豪。今季限りで退任する指揮官は「チャレンジャー精神で挑みたい」と最後まで敬意を払いつつ勝利を見据えた。 ■ミニのワンピ、女性警察官風衣装も…ハロウィン仕様コスチュームでチアが舞う【写真】 堅守速攻を基本とし、球際での勝負強さやしたたかさを求めてきた長谷部監督。国内外の主要タイトルで20冠を取ってきた鹿島を「プレーの強度や技術の高さはJリーグでトップクラス。最低限やれることをきちんとやる」と手本にしてきた。 J1に復帰した2021年以降、リーグ戦で3勝2分け2敗と勝ち越し。球際で互角に競り合う場面は増え「福岡が成長した」と自負する。ただ、鹿島が約2週間のリーグ戦中断中に監督交代したことを警戒している。 22年夏に鹿島が監督を代えた直後もアウェーで対戦し、0―2で完敗した。長谷部監督は「今回戦い方は大きく変わらないと思うが、チームがぐっと一つになるのでは。受け身にならないようにしたい」と心がけた。 福岡は前節名古屋戦でリーグ戦12試合ぶりに勝利。3試合連続無失点と堅守を取り戻した。今季5得点の紺野は「点が取れれば試合に勝てる状況に持ってきてくれている。なんとか1点取って勝ちたい」と誓った。(末継智章)