女川原発 再稼働5日後に機器トラブルで原子炉停止へ 再起動時期は未定 東北電力
東北電力は、10月29日に再稼働させた女川原子力発電所2号機で、11月3日に発電を再開する予定でしたが、機器の不具合のため、発電の再開を延期しました。 3日夜から4日にかけて原子炉の停止作業に着手し、原子炉を停止させた後、不具合の原因などを調査することにしています。 女川原子力発電所2号機は10月29日、核分裂反応を抑える制御棒を引き抜いて原子炉を起動し、東日本大震災で停止して以来、13年半ぶりに再稼働しました。 東北電力は3日に発電を再開する予定でしたが、原子炉内の中性子を計測する検出器の機器を原子炉内に入れて戻す作業中、途中で機器が動かなくなったということです。 東北電力では、放射性物質が外部に漏れるなどの影響はないとしています。 現時点では、原子炉を再び起動させる時期は未定だということです。 東北電力は「発電再開に向けては今回の事象の原因調査を行い、引き続き安全確保を最優先に一つ一つのプロセスにしっかりと対応してまいります」としています。
仙台放送