足元用の「パネルヒーター」ってコスパ良いですか? 1人暮らしならエアコンより節約になるかなと思っていますが、実際どうなのでしょうか?
1人暮らしで部屋全体を暖めなくてもよい場合、エアコンよりも足元用のパネルヒーターを使用するほうがコストパフォーマンスは高くなるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。 本記事ではパネルヒーターの購入を迷っている人に向けて、パネルヒーターとエアコンそれぞれを使用した場合にかかる電気代と、両者のメリット・デメリットを紹介します。
パネルヒーターとは
パネルヒーターは電熱線が組み込まれたパネルに電流を流し、放熱して周りを暖める暖房器具です。パネルヒーターから放出される輻射熱は比較的短時間で強い熱を伝えることができ、ヒーターの近くであればあるほど、より暖かな空気を感じられる点が特徴です。
パネルヒーターとエアコンの電気代はそれぞれいくら?
ここではパネルヒーターとエアコンそれぞれを1日8時間使用した場合にかかる電気代について紹介します。電気代は「消費電力(kW)×使用時間(h)×1kWhあたりの電気料金(円/kWh)」で算出することが可能です。なお、1kWhあたりの電気料金は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安単価として設定している31円を使用します。 まず、パネルヒーターの消費電力については、200W~1200W程度で製品や使用状況によって差があるでしょう。200Wの消費電力の場合は「0.2×8×31=49.6」となり約50円かかることが、1200Wの消費電力の場合は「1.2×8×31=297.6」となり約298円かかることが分かります。 一方、エアコンの消費電力もパネルヒーターと同様、製品や設定温度などの状況で変わりますが、400W~2000W程度になるでしょう。400Wの場合は「0.4×8×31=99.2」となり約99円かかることが、2000Wの場合は「2×8×31=496」となり496円かかると算出できます。 これらのことから、消費電力量によって一概にいえないものの、パネルヒーターとエアコンではパネルヒーターのほうが電気代は安く済む可能性が高いことがわかります。