『爆上戦隊ブンブンジャー』主題歌に込めた思いを遠藤正明に聞く!「コール&レスポンスでバクアゲていきたい」
本誌の人気長寿連載「BEAMS特撮部」。セレクトショップ「BEAMS」の特撮好きスタッフによって結成されたBEAMS特撮部が、毎回特撮に関わる様々な人・現場に取材を行っています。 【画像】『爆上戦隊ブンブンジャー』主題歌を歌う遠藤正明を詳しく、写真を見る(全4枚) 今回は『爆上戦隊ブンブンジャー』OPを歌唱する遠藤正明さんが登場! 制作の裏話や今作にこめたこだわりを聞きました!
たくさんの人の期待に応えたいです
久芳(BEAMS特撮部) オファー時の感想を聞かせてください。 遠藤 特撮のOP(オープニング曲)は若いアーティストの登竜門みたいなところがあると思っていたので、ちょっと驚きましたが、その分、しっかりやらなきゃと思いました。 久芳 確かに、OPは元気でED(エンディング曲)は大御所がしっとり歌うみたいな感じがありましたね。 遠藤 自分もついにEDの枠に入ったのかなと思いましたが。 久芳 すでに大御所枠だと思いますよ。そんな遠藤さんにOPをお願いしたことで、制作陣の本気を感じました。 遠藤 歌い手として必要とされるのはすごく幸せなことだし、期待に応えたいという気持ちはすごくありますね。
コール&レスポンスでバクアゲていきたい
久芳 レコーディングを見学させていただきましたが、いつもあんなに早いんですか? 遠藤 そうですね。人の声は長い時間出し続けるとツヤがなくなってくるので、いつも2時間ぐらいで終えるようにしています。 久芳 歌うときに気をつけた部分は? 遠藤 今回は他の方が作った曲を歌うので、しっかりと歌いこなして、可能ならその中に自分らしさも入れたいなと思って、プロデューサーと一緒に探っていきました。 久芳 レコーディング中、「ちょっとハマり悪いからもう一回」みたいなことを話されてましたが。 遠藤 楽曲をいただいて歌うときは、その曲の一番いいところを出すのが自分の仕事だと思っています。今回一番気にしたのは歌詩を届けることですね。歌詩がメロディーにハマッて、聴く人たちの耳に馴染みよく入っていくのが一番大切だと思うので、そこは気にしましたね。 久芳 最後のサビに高音のロングトーンがあって、駆け上がっていくような気持ち良さは遠藤さんらしさかと。 遠藤 キーの高さは、アーティストが気持ちよく歌えるのが一番いいと思うんです。だから、デモの段階よりちょっと上げさせてもらいました。 久芳 さすがです。この曲はバクアガるポイントとしてコール&レスポンスを意識して作られているそうです。具体的にはイントロや間奏の「Don’t stop the BoonBoom」をお客さんにも歌ってほしいそうですが、ライブで歌ったらバクアゲしそうですね。 遠藤 3月に石巻市のイベントで披露したんですが、そのときも喜んでいただけました。1年間放送され続ける歌をいただけたので、一生懸命歌って盛り上げていきたいですし、1年後も歌っていくつもりです。ずっと変わらず世界中をバクアゲていきたいですね。 遠藤正明さん 宮城県石巻市出身、歌手。『勇者王ガオガイガー』の主題歌など数多くのアニメソングを歌唱。『爆上戦隊ブンブンジャー』で21年ぶりの特撮OPを担当。YouTube『えんちゃんねるTV』更新中。 文・取材/金山靖
MonoMaxWeb編集部