『中学生日記』を作ったNHK名古屋放送局は東京、大阪に次ぐドラマの制作拠点だった…『どうする家康』の撮影も同局スタジオで
◇第33回「伝説の学園ドラマNHK『中学生日記』は名古屋発」その3 NHK名古屋放送局は東京、大阪に次ぐドラマの制作拠点だった。1972~2012年に放送された「中学生日記」のほか、1969年に「銀河ドラマ」としてスタートした「銀河テレビ小説」(89年まで)や72~83年の「少年ドラマシリーズ」で一部ドラマの制作を担った。 2000年以降でも終戦特集ドラマや単発のドラマを次々と制作。「鬼太郎が見た玉砕」「15歳の志願兵」「心の糸」「1942年のプレイボール」などがある。近年では「ドラマ10」の枠で小芝風花主演の「トクサツガガガ」(19年)、シシド・カフカ主演の「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」(20年)、山口紗弥加主演の「ドリームチーム」(21年)を制作した。しかし、構造改革の一環で22年3月を最後に名古屋でのドラマ制作は縮小された。
それでも昨年に放送された大河ドラマ「どうする家康」の撮影が同局のスタジオで行われたほか、中学生日記を源流とする名古屋制作のミニドラマ「高校生日記」が中部7県で全15話で放送された。今夏には“法廷ドラマ×地域情報バラエティー”と銘打った「お国自慢バラエティー 被告人 名古屋」も制作され、人気を博した。
中日スポーツ