PS5の販売台数は通期で2080万台と好調も目標にはわずかに及ばず 新規販売台数は徐々に減少していく⾒込み
ソニーは、PS5の販売台数が2023年度通期で2080万台となったことを発表した。2020年11月の発売以来、もっとも販売台数が多い年度となった。 「PlayStation 5」画像・動画ギャラリー しかし、当初の非常に強気な販売目標である2500万台から下方修正した2100万台にはわずかに届かなかった。前四半期の販売台数は450万台で、前年同期の630万台から減少となっている。発売4年目となるPS5の当年度の販売台数は、1800万台程度に減少する見込みだという。 ソニーは、2024年6月1日付で西野秀明がSIEプラットフォームビジネスグループCEOに、ハーマン・ハルストがSIEスタジオビジネスグループCEOに就任することを発表したばかりだ。2024年度は、販売台数減少によるハードウェアの損失縮⼩、およびPS Plusを中⼼としたネットワークサービスの増収の影響により、7%の増益となる見通しだ。一方で、⾃社制作のゲームソフトウェア販売減少の影響も予想されている。「Marvel's Spider-Man」や「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズの新作が発売される可能性は否定されており、当年度中は主要シリーズの新作を発売しないことが示唆されている。 とはいえ、2024年3⽉のPlayStation全体の⽉間アクティブユーザー数は前年同期⽐9%増の1億1800万アカウントと、⾼い⽔準を維持。これは、PS5の普及拡⼤、『HELLDIVERS 2』やサードパーティーの基本プレイ無料タイトルのヒットなどによるものだという。 今年2月、ソニーは大規模な人員削減を発表し、世界中のPlayStation従業員の約8%に相当する約900名の従業員を解雇した。これにより、Insomniac Gamesやノーティードッグ、ゲリラゲームズ、Firespriteなど多くのPlayStation Studiosに影響を与え、なかでもLondon Studioはもっとも大きな打撃を受けることになった。人員削減に伴い、開発中の複数のゲームが中止となっている。 PS5はパンデミックの真っただ中にあった2020年11月に発売され、これまでに5920万台を販売した。2024年内には、PS5の性能を強化した通称「PS5 Pro」が発売されると噂されている。
Wesley Yin-Poole
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