宙組公演9カ月ぶり再開 俳優急死の宝塚歌劇団
宝塚歌劇団（兵庫県宝塚市）宙組の俳優＝当時（25）＝が急死した問題で、昨年10月から休止していた宙組公演が20日、同市の宝塚大劇場で約9カ月ぶりに再開した。パワハラ解消などの再発防止策の行方は不透明で、退団者が出るなど不安も残る中での再出発となった。 この日は、開門前に数十人が列をつくった。トップスター芹香斗亜さんファンの東京都の会社員小野明子さん（64）は「初日の幕が上がるのを待ち焦がれ、昨夜は一睡もできませんでした」と喜んだ。東京都の40代の女性会社員は「宙組にはこれからも頑張ってほしいです」と話した。 大劇場公演は通常、芝居とショーの2本立てだが、準備期間を確保し安全を期すためとして、今回はショー「Le Grand Escalier ル・グラン・エスカリエ」のみとした。歌劇団は「これまでも初日の取材対応はしていない」として、上演中の取材や撮影に応じなかった。 公演は30日まで宝塚大劇場で、7月20日～8月25日には東京宝塚劇場で行う。
【関連記事】
- 鹿児島、宮崎県で線状降水帯発生のおそれ 20日夜から21日午前中にかけ 気象台が警戒呼びかけ
- 宝塚宙組公演、9カ月ぶり再開 劇団員急死で中止 ファン「素直に感動していいのだろうか」
- ドリームジャンボミニ、2024年の当選番号 第1004回全国自治宝くじの抽選結果発表
- がんステージ4から生還…笠井信輔アナ闘病中“嘔吐”防ぐ薬を飲み、食べ続けた日々 苦痛でも「体力のため」 厳しかった抗がん剤治療4カ月半、乗り越えて仕事復帰 三男の手作り卵焼きに涙 悪いことだけではないと思えた理由
- ヤクザ、俳優、ドラッグ、逮捕…高知東生さん「どん底」からの再スタート 「依存症と向き合う。それはありのままの自分を認めること」
