「YouTube」のチャンネル見守り機能 13歳以上でも見守れる
13歳以上でも見守れる
そこでYouTubeは、2024年9月から、13~17歳の子どもと保護者が「ファミリーセンター」でお互いのアカウントをつなげる機能を提供することを発表しました。この機能により、子どものYouTubeチャンネルのアクティビティが保護者に共有されるようになります。具体的には、アップロード件数やチャンネル登録件数、コメント件数などです。また、動画のアップロードやライブ配信の開始について、保護者にメールで通知されるようになりました。これにより、保護者は子どもの作るコンテンツやYouTubeでの活動に対して、アドバイスできるようになります。 子どものデジタルにまつわる活動は、制限すればよいというものではありません。子どもの自主性を重んじること、そしてデジタルを通じて社会に参加するデジタルシティズンシップ教育も大切です。YouTubeは年齢を細かく分け、必要な制限を可能にすることで、そのバランスをうまく取れるようにしています。 親のリテラシーも重要になります。子どもが投稿したいと言ったら、YouTubeが提供する「家族向けガイド:ティーンのコンテンツ作成のサポート」※を参考にするとよいでしょう。 ※YouTube「家族向けガイド: ティーンのコンテンツ作成のサポート」(英語) 出典:日経パソコン、2024年10月28日号より 鈴木 朋子=ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー 日立ソリューションズにてシステムエンジニア業務に従事、のちフリーライターに。SNS、スマホ、パソコン、Webサービスなど、入門書の著作は20冊を越える。ITの知見と2人の娘の子育て経験を生かして、子どもの安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」として活動中。近著は「親が知らない子どものスマホ」(日経BP)、「親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本」(技術評論社)