松下洸平"牧野”の魅力がじわじわと明らかに…『放課後カルテ』が”教材”としても最適なワケ。第2話考察
子供たちに真摯に接する牧野の人間性
ドラマとしての強いメッセージを感じられる一方で、牧野のキャラクターとしての魅力もじわじわと伝わってくる。命の大事さを説いたのは前述の通りだが、子供たちとの接し方も真摯そのものだ。 「不安があったらすぐに保健室に来てほしい」とまっすぐ伝えているし、第1話で保健室だよりを指摘されて作り直したのと同様に、保健室に入りやすいようなイラストを使った工夫もしている。子供の意見を聞くのは大人として存外簡単なことではないが、牧野が子供を1人の人間として尊重しているからこそできるのだろう。 そんな牧野だが、「患者を殺したらしい」という噂の真相はまだ明らかとなっていない。ただ、2話終了時点ですでに牧野は信用に足る人間であることが十二分に示されており、どんな真相であったとしても受け入れることができそうだ。 【番組情報】 『放課後カルテ』(日本テレビ系) 毎週土曜よる9時放送 【著者プロフィール:まっつ】 1993年、東京生まれ東京育ち。本職はスポーツウェブメディアの編集者だが、エンタメ・お笑いライターとして修行中。1週間に20本以上のラジオを聴く、生粋の深夜ラジオ好き。今一番聴くべきラジオは『霜降り明星のオールナイトニッポン』。好きなドラマは『アンナチュラル』、『いちばんすきな花』、『アンメット』。
まっつ