ホンダの世界戦略車「シビック」はどのようにして世界一厳しい米国排ガス規制“マスキー法”をクリアしたのか?【歴史に残るクルマと技術039】
ホンダのシビックが誕生した1972年は、どんな年
1972年には、スバル(当時は、富士重工業)から「レオーネ・エステートバン4WD」も発売された。レオーネ・エステートバン4WDは、ジープタイプではない世界初の量産4WDモデルの商用車であり、1975年にはセダンの「レオーネ」にも4WDが搭載され、世界初の4WD乗用車となった。 その他、沖縄が本土復帰、日中国交が正常化された記念に“カンカン”と“ランラン”の2頭のパンダが中国から上野動物園に贈呈されパンダブームが起こり、山陽新幹線が開通した。 また、ガソリン58円/L、ビール大瓶156円、コーヒー一杯115円、ラーメン194円、カレー182円、アンパン39円の時代だった。 排ガスと燃費技術で米国を追い越した象徴的なモデルとなったホンダのシビック。自動車後進国の日本車が世界で大躍進を遂げる先陣を切った、日本の歴史に残るクルマであることに、間違いない。
竹村 純
【関連記事】
- ホンダの新型SUV「WR-V」が発売から1カ月で約1万3000台を受注!「Z」グレードとプラチナホワイト・パールが人気!!
- アコード!シビック!ZR-V!CR-V!ホンダブースでe:HEVに燃料電池車など最新モデルをまとめてチェック【モーターファンフェスタ2024】
- 佐藤琢磨選手はインディ500初優勝前、13年「グランプリ・オブ・ロングビーチ」で日本人初優勝していた!【今日は何の日?4月21日】
- ホンダ「インテグラ」初代がVTEC搭載し146.5万円~デビュー。“カッコインテグラ”は世界初のリッター100ps超え!【今日は何の日?4月19日】
- ホンダの新型「WR-V」が万人受けするのは開発スタッフの男女比1:1だから!新しい世代の感性が生んだニューモデルの実力はいかに?