中国テンセント、「生成AI」が利益率アップに貢献 1~3月期は売上高の伸びが鈍化も純利益54%増
■AIツールで広告制作を容易に 広告収入の増加に大きく貢献したとみられるのが、テンセントが独自開発した生成AI(人工知能)「混元(フンユエン)」を組み込んだ広告制作用のクリエイティブツールだ。同社はすでにこのツールをすべての広告主に提供している。 テンセントのCSO(最高戦略責任者)を務めるジェームズ・ミッチェル氏は、生成AIの利点について決算説明会で次のように述べた。 「わが社のようなソーシャルメディア企業にとって、AI広告ツールは極めて有用だ。以前は検索連動型の広告しか作れなかった顧客が、(生成AIを活用して)ソーシャルメディアに最適化した画像広告や動画広告を(容易に)作れるからだ」
(財新記者:関聡) ※原文の配信は5月14日
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