【フィギュア】吉岡希が昨季に続くスケートアメリカでノーミス演技 シニア2季目の20歳
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇19日(日本時間20日)◇米テキサス州アレン◇男子ショートプログラム(SP) 【アレン=藤塚大輔】昨季のスケートアメリカ6位の吉岡希(20=法政大)は、80・79点で7位発進となった。 出だしの4回転-3回転の連続トーループを降りると、その後もトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、3回転ルッツと3本のジャンプに成功。ほぼノーミスで演技を完遂し、納得の表情を浮かべた。 「良いジャンプではなかったんですけど、マイナスの少ない演技ができてよかったです」 22-23年シーズンに全日本ジュニア選手権を制覇。今季はシニア転向2季目を迎えている。GPシリーズデビュー戦となった昨季大会から、2年連続での出場。1年ぶりに同じ会場での演技となったが「記憶力が良くなくて滑りやすいということしか覚えていない」と、マイペースに気負うことなく挑んだ。同大会で記録したこれまでの自己ベスト87・44点には届かなかったが、白い歯をこぼした。 イリア・マリニン(4回転)を始め、世界トップレベルの選手が集まった。「すごい選手ばかりが出る大会で、自分もこの大会に出られてうれしいです」と話した20歳。1分1秒が成長への糧となる。 フリーは20日(同21日)に行われる。